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2012/2013シーズン
2013/07/01
公演直前!
イェンス=ペーター・マインツからメッセージが届きました。

《アルペジオーネ・ソナタ》は大好きな曲ですが、とてつもなく深い感情と(第1楽章のメインテーマは彼の未完成交響曲と密接に関係していると思います)名人技を兼ね備えた素晴らしい曲です。この曲はアルペルジオーネの名手であるヴィンチェンツ・シュースターの能力を示すために作られたといわれています。チェロはアルペジオーネのように6つではなく、4本しか弦がありませんので、チェロでこの曲を演奏するのは私にとってはいつもチャレンジです。

ヴァインベルクはポーランド生まれのユダヤ人作曲家であり、ショスタコーヴィチの親しい友人でした。彼は偉大なロストロポーヴィチのために、《チェロ・ソナタ第2番》を作曲し、ロストロポーヴィチはモスクワでプレミアを演奏しました。これは暗さとメランコリーを備えた、また高度な技術を必要とする素晴らしい作品ですが、とりわけ最終楽章が魅力的です。

ブラームスの《チェロ・ソナタ第2番は》チェロのレパートリーの中では最も有名な曲のひとつです。これはロベルト・ハウスマンにささげるために作曲されました。ハウスマンは有名なヨアヒム四重奏団のチェリストであり、ベルリン芸術大学の最初のチェロの教授です。130年後、私は同じ大学で教授になり、ブラームスのこのソナタを演奏しますが、偉大な伝統につながることができ、大変光栄に思います。

今回、津田裕也氏とベルリンで最初にリハーサルを行ったときに、全く言葉を交わす必要もなく互いの音楽を理解することができました。実は来日前にベルリンで一度プライベートコンサートを行いましたが、そちらも大成功でした。きっと日本の皆様にも私たちの演奏を気に入っていただけるのではないかと期待しております。
          ―――イェンス=ペーター・マインツ

公演詳細 >>>

2013/06/24
「ファニー・クラマジラン ヴァイオリン リサイタル」開催決定!

〈ニューイヤーコンサート 2011〉〈エスポワール スペシャル〉で鮮烈なイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタを聴かせたファニー・クラマジラン。3度目の登場となるリサイタルが、新シーズンのラインナップに加わりました。2014年5月30日(金)開催です。どうぞお楽しみに。

2013/2014シーズンラインナップ >>>

2013/06/20
主催公演チケット発売日のお知らせ

6月発売の主催公演情報をお知らせいたします。詳しくは下記よりご覧ください。

●一般:6月27日(木)/会員:6月22日(土)

11/8(金) クン=ウー・パイク(ピアノ) >>>

11/24(日) アントワン・タメスティ(ヴィオラ) >>>

12/4(水) アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ) >>>

12/11(水) アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)with 佐藤俊介(ヴァイオリン) >>>

2013/06/17
公演直前!
河村尚子からエスポワール最終回に寄せて、メッセージが届きました。

トッパンホール・エスポワールシリーズVol.3(最終回)に向けて――河村尚子
2013年6月3日〜5日・ザルツブルグ(オーストリア)

エスポワール・シリーズ第3弾「クレメンス・ハーゲンを迎えて」に向けて今月上旬、オーストリア・ザルツブルグのモーツァルテウム音楽大学にてクレメンス氏とリハーサルを行った。

かの有名なハーゲン・クァルテットのチェリストであるクレメンス・ハーゲン氏と共演するのはこれが初めて。これまでに何度もハーゲン・クァルテットの演奏会を聴き、その卓越したアンサンブルと音楽解釈に毎回感嘆しているのだが、そんな憧れの人と共演させて頂けるチャンスを作って下さったトッパンホールの皆さまにこの場を借りて心からの感謝を申し上げたい。

シューマンの歌曲にもあるように、本来ドイツの5月は素晴らしい季節の月(“Im wunderschönen Monat Mai”)のはずなのだが、今年は何が起きたのか!? 来る日も来る日も雨、雨、雨。気温も10度を上回ったり下回ったり。6月に入っても雨はそのまま止まず、ウンザリしながらクレメンス氏との合同練習を翌日に控えた夜となった。私が暮らすミュンヘンからクレメンス氏の住むザルツブルグまでどの電車で移動するかインターネットで調べていると…なんと雨が降り過ぎ、川や湖が氾濫して南ドイツにある街々が洪水に遭い、たくさんの駅が閉鎖されている事が判明した。仕方がないので自動車で移動しよう、と道程を調べると、ミュンヘンとザルツブルグの中心にあるキーム湖の側を通る高速道路も浸水してしまい、一部閉鎖されていることが分かった。約束の時間までに到着できるかどうか分からないが取り敢えず行けるところまで、と車を走らせた。ミュンヘンは、氾濫の様子が窺えないくらい平和で高速道路も空いていて、「こんなのへっちゃらだ!」と運転し始めた。ところが、1時間後キーム湖の手前で停止状態の渋滞となり、次のインターチェンジに辿り着くまで1時間半。最終的に大回りに被災地を避けてクレメンス氏宅に到着したのは出発6時間後の午後2時半。そんな中、タイミングよくパスタを茹でて昼食を用意し、温かく出迎えてくれたクレメンス氏の笑顔と優しさで、それまでの疲れが一気に吹っ飛んだ。

昼食後、モーツァルテウム音楽大学へ。今回トッパンホールで演奏する曲目中、私にとって初めて取り組むこととなるベートーヴェンの「チェロ・ソナタ第5番」から練習し始めた。このソナタで一番難しいのが緩徐楽章の第2楽章と第3楽章のフーガ。何度も繰り返して、お互いの音楽やタイミングを聴き合い、確かめながら創り上げていく。クレメンス氏はチェロ・ソナタや変奏曲は勿論、ベートーヴェンの四重奏曲を全曲弾いているので、ベートーヴェンの解釈がダイレクトで変化に富んだ、語りの多い音楽。大変刺激的な練習時間となった。

翌日と翌々日は、ウェーベルンの「2つの小曲」とシューマンの「アダージョとアレグロ」、そしてプログラム後半に演奏するラフマニノフの「チェロ・ソナタ」を練習した。ウェーベルンの「2つの小曲」はロマンティックで素敵な作品。ラフマニノフの「チェロ・ソナタ」では、チェリストは「歌」の役目を、ピアニストはこの作曲家自身がそうであったように「ヴィルトゥオーゾ」の役目を果たさなければならない。ピアノ・パートは協奏曲第2番と同じ位難易度の高い技術を要されて、ピアニストとしては喜ぶべきか、チェリストを憎むべきか分からないのだが、演奏中の喜びと演奏後の達成感や開放感は、誰にも分かち合わず独り占めしたいくらい特別なものだ。

これらの練習後、またベートーヴェンの「チェロ・ソナタ第5番」を練習した。

共に意見を交わし合い、大先輩の解釈を理解しつつ、お互いの音楽に歩み寄れた数日間だったと思う。特にクレメンス氏の生き生きとした音楽性、深い歌心とその音色を来週の音楽会にお越し下さる聴衆の皆さまには存分に楽しんでいただきたい。

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2013/06/05
九段下の人気ビストロで楽しむ、ディナーセットプランのご案内

10/12(土)北村朋幹公演のチケットと、九段下の人気フレンチビストロ「ル・プティ・トノー」で味わうスペシャルディナーをセットにした、期間限定のたいへんお得なプランをご用意しました。

まるでパリの街角に迷い込んだような雰囲気の「ル・プティ・トノー」で、テレビや雑誌でおなじみの人気シェフ、フィリップ・バットンさんが提案する気取らないお料理とワインを、心ゆくまでお楽しみください。

※プランの詳細については、公演ページよりご確認ください。

10/12(土)北村朋幹 >>>

LE PETIT TONNEAU ル・プティ・トノー >>>