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トッパンホール メールマガジン
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http://www.toppanhall.com/

Vol.27 2007年10月25日発行

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いよいよ、公演迫る!
80歳を迎えてなお、瑞々しいピアニズムで聴き手を魅了してやまない、
パウル・バドゥラ=スコダ。
作曲家と作品に真摯に向き合い、
伝統と革新を綿密な研究のうえに昇華させた、飾らないその演奏は
本拠地ウィーンをはじめ、広く世界の音楽シーンで
多くの尊敬と喝采をもって、迎えられ続けています。

そのスコダの、トッパンホール公演が
いよいよ来週、11月2日に迫りました。
オール・モーツァルト・プログラム、そしてベーゼンドルファーでお送りする
本公演のために寄せられた、
巨匠からのメッセージをお届けします。


… CONTENTS …………………………………………………………………………………………
■公演迫る!パウル・バドゥラ=スコダからのメッセージを、お届けします。
■ホールより
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■いよいよ、公演迫る! 11月2日のリサイタルを前に
パウル・バドゥラ=スコダからの、メッセージをお届けします。
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トッパンホール公演に寄せて


≪今回のオール・モーツァルト・プログラムについて≫

モーツァルトは私の心に一番近い作曲家で、
一番好きな作曲家のひとりでもあります。
今回のトッパンホール公演のプログラムは、
彼の中期から後期にかけて作曲された作品で構成しました。

前半は、ほとんどが後期の作品で、
モーツァルトの作品の中で静寂さと喜びを表す
重要な調性であるニ長調を中心とした構成となっています。
唯一の例外がロ短調のアダージョです。
これはまるで作曲家の独白、もしくは
1788年3月19日の日記の1ページのように書かれた、
思慮深く、悲しみに沈んだ作品です。
コンサートではめったに演奏されない曲ですが、
モーツァルトの作品の中でも、最も美しく心に響くピアノ曲のひとつです。
この曲はニ長調と平行調(訳注:同じ調号をもった長調と短調のこと)であるロ短調であり、
デュポールの主題による9つの変奏曲(ニ長調K573)と
彼の最後のソナタ(ニ長調 K576)の直前に作曲されました。
最後のソナタ(ニ長調 K576)では、喜びの時と悲しみの時の両方が、
特に第二楽章のアダージョで見事に表現されています。

後半は、悲劇の調性であるハ短調で、ピアノのソロのために作曲された、
おそらく最も偉大で真に記念碑的な2作品、
つまり、1784年10月に作曲されたたソナタK457、
そして1785年5月20日に完成した幻想曲K475です。
生と死とが表現されたこの不朽の名作である幻想曲は、
先に作曲されていたこのソナタと共に出版され、
偉大な前奏曲の役割を果たしたのです。
この2つの作品はベートーヴェンをはじめ
後世の作曲家たちに深い感銘を与えたのでした。


≪今回演奏するベーゼンドルファー製ピアノについて≫

ベーゼンドルファーは、1828年に創立された
今日における最もすばらしいピアノ・メーカーのひとつです。
すべての重要な部品は手作業で作られ、
反響板の木材(唐檜)は、地球上で見つけることができる最良の素材を用いています。
その音色はこの上なく優雅なもので、その歌うような特性は唯一無二のものです。
もちろん、一年間に生産される台数はかなり限られています。
それゆえに、ベーゼンドルファーのピアノは
工業製品ではなく芸術作品とも言えるでしょう。


≪トッパンホールで演奏するにあたって≫

厳選されたコンサートプログラムと、その質の高い聴衆でよく知られたトッパンホールで、
モーツァルトのリサイタルを演奏することができ、とても嬉しく思います。
モーツァルトは、私のお気に入りの作曲家のひとりで、
80歳の誕生日を迎えた直後に、彼の最も重要な作品を皆様の前で演奏できることを
本当に嬉しく思っています。
モーツァルトを演奏すると若返る気持ちがします。
この音楽が皆さんに喜びと調和そして幸福をもたらしますように!


パウル・バドゥラ=スコダ



パウル・バドゥラ=スコダ ピアノ リサイタル
≪オール・モーツァルト・プログラム≫
11月2日(金) 19:00
7,000円/学生3,500円


詳細はこちらから>>
http://www.toppanhall.com/concert/detail/200711021900.html





■ホールより
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10月は、トッパンホールが愛してやまないドイツの至宝、
名ヴァイオリニストのライナー・クスマウルを迎えての
〈クスマウル プロジェクト〉を2公演、開催しました。

ひとつは、クスマウル率いる
おなじみの、ベルリン・バロック・ゾリステン。
もうひとつは、トッパンホールのオリジナルプロジェクト
トッパンホール アンサンブル。

いずれも名手ばかりが揃った公演でしたが、
気心知れたメンバーによるアンサンブルと、
一期一会のアンサンブル、
そんな違いがありました。
でもどちらのコンサートでも、メンバーをゆるやかに
かつ力強くまとめ、大きく音楽をつくっていくクスマウルさんの姿がありました。
お客さまからのアンケートには、
その存在感の大きさと、紡がれる音楽への感動が、
いくつも、いくつも綴られていました。

これからも、室内楽の醍醐味を
十二分にお楽しみいただける公演を準備して、
みなさまのお出かけを、心よりお待ちしております。




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