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頭脳が燃える

2008年9月30日 火曜日 ボンジュール小石川 | | コンサート情報

いよいよ、明日10月1日のハーゲン・クァルテット公演から、トッパンホールの2008/2009シーズン主催公演がスタートします。

 

 トッパンホールでしか聴けない力の入った必聴のラインナップをずらりと揃え、みなさまのお越しをお待ちしております。

 

さて、新シーズンの目玉企画ともいえるのが、トッパンホールが満を持して挑む、名テノール3人を揃えた充実のシリーズ〈歌曲の森〉。

 

シリーズセット券が早々と完売になるなど、みなさまからも熱い期待をお寄せいただいています。

 

この、「セット券が早々に完売」というのは、実はホール側にとっても大きな驚きで、喜びながらもかすかにその好調な売れ行きに首をかしげていたのですが、9月27日(土)、トッパンホールに隣接する印刷博物館で開催された、〈歌曲の森〉のプレイベント、「《冬の旅》を読み解く」で、なぜかくも人気があるのか、の答えが、垣間見えたような気がしました。

 

プレイベント.jpg

 

それは、このプレイベントのキーパーソンであり、《冬の旅》を巡る優れた著作を発表されたばかりの梅津時比古さんが何度も繰り返された、「読み直し」というしかけ。

 

この、「読み直し」というプロセスを経て、ともすれば表現が画一化し、陳腐化を免れない「名曲」が、聴き手にとってとても身近な、同時代的で等身大の表現として蘇り、「最先端」の芸術表現にもなりうる、と。

 

なればこそ、「いま、ここで聴くリート」に新しい匂い、刺激的な香りを嗅ぎつけた多くのお客様を、ひきつけたのではないかと。

 

そのように思い、そして、その思いを裏切ることのない、素晴らしい公演にしなければ、と決意と期待を新たにいたしました。

 

詩と音楽が融合した「リート」の世界は、それこそ読み直しの宝庫。

 

梅津さんはじめ、論客たちの刺激的なやりとりを聞きながら、音楽と詩の世界を「自分なりに」(「妄想」すらも含めて)解釈して、オリジナルに楽しむことができれば、音楽を聴く楽しみも何倍にもなるんだろうな、とワクワクしつつ、ノーブルな美声と神秘的なたたずまいで、間違いなく会場の空気を一瞬にして変えてくれるであろう10月9日のパドモア公演に思いをはせ、早く「最先端の《冬の歌》」を聴きたいと身悶えるボンジュールでありました。 

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