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美味しい思い出

2008年10月24日 金曜日 ボンジュール小石川 | | コンサート情報

東京は雨模様。

 

出勤のとき、ザザザザザザーと降る雨でスラックスがずぶ濡れに。

職場の窓から見上げる景色は、シトシトと穏やかな小雨。

昼食のレストランへと向かう道々ではザザザザゴーーーと雨が降り、

やっと乾いてまた濡れた服を拭き拭き外を見やると、

そぼ降る小雨はショパンの調べ。(?)。

そしてふたたび帰りの道で、間の悪い大雨に靴と靴下をゾロリと濡らし、

よいしょとデスクに腰を下ろすと雨はすっかりあがっているのでした。

 

みなさまこんにちは、時限式雨男、ボンジュール小石川です。

 

さて。

 

先日、ヴァイオリンの瀬崎明日香さんと、ピアノの日下知奈さんをお迎えして岩手県北上市の2つの小学校で行われた、アウトリーチ活動を見学してきました。

 

トッパンホールは、地域住民を主役にした文化創造に取り組む、新潟県魚沼市小出郷文化会館の主催事業に企画協力していますが、そのご縁から、北上市の芸術拠点である「さくらホール」での館外公演と、小学校でのアウトリーチ活動を行うことになったのです。

 

今回のアウトリーチでは、トッパンホールの企画制作部が黒子となって支援しながらも、東京芸大大学院でアウトリーチを専攻している二人の学生が、プログラムの構成と当日の司会を担当しました。

 

連日連夜、寝る間を惜しんで作り上げたというプログラムは、彼女たち自身初めての体験であるがゆえの戸惑いは随所に見せつつも、北上の子どもたちをグイグイと引っ張るあっぱれなできばえ。

 

「音楽は、いろんな感じ方、聴き方ができる」ことを、瀬崎さんと日下さんの素敵な演奏を軸にしながら、「目隠し」やクイズなどさまざまな方法を通じて体感してもらう、充実したプログラムになりました。

 

瀬崎さん日下さん.jpg

 離れた小学校を移動を挟んだタイトなスケジュールにもかかわらず、笑顔で真摯に演奏されるお二人。とても素敵でした。

 

相談風景.jpg

少しでも子どもたちに音楽を聴く楽しさを知ってもらおうと、アーティストのお二人を交えて綿密な打ち合わせ。

 

めかくし.jpg

事前の打ち合わせで出てきたアイデア、「目隠し」。視界を遮って聴くと、音楽はどう心に届くのか。子どもたちが一番盛り上がったところでした。そして、密かに、後ろで見学される先生方にも受けていたのがこのパート。目を閉じて子どもと同じ体験をしてみる姿もチラホラと。

 

このアウトリーチの目的は、日頃なかなかクラシック音楽に触れる機会の無い子どもたちに、「忘れえぬインパクト」を感じてもらうこと。

 

子どもたちがどう感じたか、感想を聞く時間は実は無かったのですが、小学校の音楽室という、ある意味非日常の空間での演奏は、アーティストにとっても「忘れえぬインパクト」となり、また、司会という大役に挑んだ学生二人にとっては、文字通り、「忘れえぬ」体験となったことでしょう。

 

隅っこで写真を撮ったり、机を片付けたり程度のお役にしかたたなかったボンジュールですが(むしろ足手まとい・・・)、それでも、音楽にはいろんな可能性があるんだな、と思いを新たにした1日となりました。

 

今週、新潟の小学校では、10/28のランチタイムコンサートに登場する日下紗矢子さん(ヴァイオリン)のアウトリーチも行われ、そちらも充実した内容になった模様。

願わくば、学校での体験をもとに、少しでも多くの子どもたちに、音楽を聴き続けてもらいたいなと願う、ボンジュールでした。

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