学生時代、京王線のつつじヶ丘に住んでいました。
つつじヶ丘といっても、別に駅前につつじの園があるわけではなくて、駅の片側にはパチンコ屋が燦然と輝き、反対側にはぶどう畑が雄大に広がる、武蔵野の薫りが色濃く残った住宅街でしたっけ。
いまも昔も、恥ずかしがり屋で受動的、パンチとパワーに欠けた自称草食系のワタクシは、それでも、無い勇気を振り絞ってパチンコ屋でバイトしたりして。
換金所なんですけど。
足元に無造作に札束が転がる、3畳ほどのプレハブにカンヅメになって、黙々とメダルをお金に換えるお仕事、結構好きだったんですけれども、防弾ガラスとスチールドアに閉ざされた密室で、目を合わせただけで卒倒しそうなほど嫌いなゴキ○リとひとつ屋根の下にいると知ってしまったときの恐怖感は、いまだにボンジュール心のメモに黒々と刻まれています。
お客さまが列を成しているなかひとりきり、逃げ出すことは当然無理、退治する時間は無いし、あったとしても武器は自らのコブシのみ。とにかく己と己の仕事にすべての意識を集中し、虫ケラの存在を無へと導く以外、ワタクシに残された生存の道は、無かったのでした。
あのとき、結局どうしたんだろう。
きっと、パチンコの神様が現れて、おびえる子羊に愛と勇気をくれたのでしょう。どうにか退治したに違いありません。ゴ○ブリと自ら対決したのは、あとにも先にもあれっきりです。
今でも無事に生きてます。神様どうもありがとう。
いったい何の話でしたでしょうか・・・。
あ、つつじですよ、つつじ。
そんな思い出のつつじが、トッパンホール裏手の公開空地で、ただいま可憐に満開なのです☆
見ごろは(恐らく)今週中。ホールの近くにお越しの際は、ちょっと裏手にも回ってみてくださいね。
