2010年は、国民読書年だそうです。
公共広告機構と、(財)文字・活字文化推進機構の、「コトバダイブしよう」と題した爽やかなテレビコマーシャルをご覧になった方も、多いのでは。
30代の読書時間が過去最低を記録した、なんてニュースも、この間流れていましたが、
確かに、いざ本を読もうと書店に立ち寄って、いろいろ物色してみても
「コレを読むと、何か得することがあるのかしらん?」
と、思わず躊躇してしまいませんか?
どうせ貴重な自分の時間を使って読むのなら、少しでも実りある読書にして、ちょっとでもモトをとりたい、なんて。
そうした思いがアタマをもたげ、
「コレもいまいち、アレもいまいち、面白くなかったらどうしよう、役に立たなかったらどうしよう」
ぶつぶつぶつぶつ考えているうちに、結局最後まで何も買わなかったりして、本を探すためにかけた時間のほうが、どれだけ「無駄」だったか、なんて凹んでしまったりして。
でもきっと、本当は、そんなに難しいことを考えなくても、
コトバの海にダイブしちゃえばいいのかも。
四の五の考える暇があるのなら、何も無いかもしれないけれど、かけがえのない何かがあるかもしれない海に、思い切って飛び込んじゃえばいい。
きっと、クラシック音楽も同じだと思います。
コレを聴いたらどんないいことがあるかしら、アレを聴くことでどんな変化があるかしら、
と、アタマで先に考える前に、
どぼーん、
、、、
、、、
、、、
と、音楽の海に飛び込んでしまえば、すごうでの音楽家たちが、命をかけて聴き手たちを、ステキな物語へと誘ってくれるハズ。
それがトッパンホールであってもなくても、著名なアーティストであってもなくても、ちょっとだけいつもの思い込みを捨てて、音楽の海へダイブしてみませんか。
「感動」は無いかもしれないけれど、「萌え」があるかもしれないし、
「萌え」は無いかもしれないけれど、「安らぎ」があるかもしれません。
何も無いかもしれないけれど、何かが、あるかもしれないのだから。