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2009年12月 2日 水曜日 Frisky | | ホールよもやま話

少し前になりますが、テレビのお笑い番組で、「音楽通の2人+素人」という設定のショート・コントを観ました。なかなか的を射た雰囲気と展開で、「あるある」とうなずき笑いながらも、Friskyが日頃口走ってしまいがちな「音楽通」のセリフの数々に、はたと、相手に伝わっていると思っているけど、実は言葉を並べているだけで全然伝わっていないことって、たくさんあるんじゃないか・・・と思いました。 

 

さて、、、

秋深まるなか(もう冬です)、図書館に足繁く通うボンジュールさんの背中を見て、Friskyも通勤途中に文庫本を読むことにしました。大抵は同じ小説を読み返すばかりですが、空想(妄想?)を働かせ、登場人物の感情はもちろん、色や、匂いや、感触、質感といった、自分がそこにいたら感じるであろう五感がイメージできる物語をよく読みます。

 

ひとつの状態を説明するのに、形容詞がとても多かったり、逆にただ一語で表現されてしまったり、作家の文体によって表現方法はさまざまだなぁと感心するのですが、同じ小説を読んだからといって、読み手が感じる印象は、必ずしも一致してないだろう・・・とも思います。

 

例えば、そういった色彩や臨場感あふれる小説が実写化されたときに生じる、自分の抱いていたイメージとのギャップ。ギャップが大きいほど、「うわっ、イメージと違う!」と言って拒否してしまいがちですが、思えば、人それぞれ感じることは千差万別なんですよね。

 

 

たくさんの人に言葉を発信するとき、それは明確であって、ひとつのイメージを提示しなくてはいけないかもしれないけれど(・・・でないと、ショート・コントのネタになってしまう!)、それを受けとる人たちが抱くイメージは、必ずしもひとつではないってことを忘れたくないな・・・と思う、2009年師走。

 

むずかしいものですね。

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