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ボンジュール、キラリ☆ふじみへ行く!

2014年3月 4日 火曜日 ボンジュール小石川 | | ホールよもやま話

埼玉県富士見市民文化会館「キラリ☆ふじみ」が、年に一度、こだわりの室内楽プログラムをお届けする「キラリふじみ・コンサートシリーズ」。トッパンホール企画制作部長の西巻がプロデューサーを務め、ほかでは聴けない一期一会の公演を展開しています。昨年スタートしたこの企画の第1弾を飾ったのは、ヴァイオリンの前橋汀子さんによるリサイタル。俳優・林隆三さんを聴き手にお招きしての笑いの絶えないトークと、エネルギーほとばしる渾身の演奏とを組み合わせた、演奏生活50周年の節目の年に相応しい充実したステージとなりました。


シリーズ2回目となる今年は、「ベテランの現在地」に触れた昨年とは好対照、「若い」という形容詞では物足りないくらいに若い、「超若い!」3人の実力派アーティストが贅沢に競演する、その名も《金子三勇士vs山根一仁 with 北村朋幹 日本の俊英―火花の「競演」・友情の「共演」》です!

3人が集っての綿密な前日リハーサルを経て、いよいよ本番当日。中庭の池では、黒いカモちゃん(たぶん)がピョコリンと軽やかに迎えてくれます。
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客席に入ると、予定時間より早く会場に入られた山根さんがバッハの無伴奏をリハーサル中。
響きの美しいホールで、照明もキリリと引き絞られ、練習であるにも関わらずあっという間に聴き手を夢幻のバッハの世界へと誘う、山根さん。さすがです。
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北村さんが加わってのデュオでは、ラヴェルの《ツィガーヌ》でピアノにひと工夫。
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ピアノ内部に特殊なアタッチメントをつけることで、ロマの民族楽器ツィンバロンの音色を模した表現を可能にする「ピアノ・リュテアル」。パリにおける初演では、ラヴェル自身がリュテアルを使って演奏しています。このコンサートでは、北村さんのアイデアで、リュテアルの響きを手作りのアタッチメントで再現。ピアノのまろやかな音色が、哀愁を帯びたツィンバロンのような響きへと瞬時に変化する、魔法のような演奏が繰り広げられました。
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こちらは、アタッチメントの様子。リハーサルでは少々効果が物足りなかったため、よりアタッチメントが効果的に作用するよう、急遽コインで重さを付加してバージョンアップ。本番では、変幻自在に繰り広げられる幻想的な音色を存分にお楽しみいただけたのではないでしょうか。

金子さんも加わってのアンコール(プロコフィエフのバレエ組曲《ロミオとジュリエット》から、北村さん編曲による〈情景〉[世界初演!])、金子さんソロのリハーサルが終わる頃には、パンフレットの準備も万端です!
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客席には、熱心に耳を傾けてくださるお客様が集い、とても素晴らしい雰囲気のなか、若き俊英による熱い競演が繰り広げられました。リスト、バッハ、バルトーク―時に激しく、時に典雅に、金子さんのピアノももちろん冴えまくりでありました!

終演後のサイン会も大盛況、2階廊下からパシャリ・・・・。
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素晴らしいお客様と、キラリ☆ふじみのスタッフのみなさまのあたたかいおもてなし、そして若い3人の本気の演奏で、とても実り多い公演となりました。

来年1月には、クラリネットの四戸世紀さん、ヴィオラの原麻理子さん、ピアノの島田彩乃さんによる第3弾がラインナップ! 豊かな時間が流れるキラリ☆ふじみでの演奏会に、来年はぜひ、みなさまもいらしてくださいね。

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