トッパンホールスタッフが最新情報をお届けします!

TOPPAN HALL Official Blog

TOPPAN HALL

2014年を振り返って

2014年12月19日 金曜日 ボンジュール小石川 | | ホールよもやま話

トッパンホールの2014年の主催公演が、本日の〈ランチタイムコンサート〉をもってすべて終了いたしました。みなさまのお力添えあってこその主催公演、本年もまことにありがとうございました。

 

小さなことから大きなことまで、思い出に残る場面もたくさんあった2014年主催公演の幕開けを飾ったのは、永野英樹さんと金子三勇士さんが2台ピアノ版の《春の祭典》に挑んだニューイヤーコンサート。それぞれの世代を代表する名ピアニストのおふたりが、お正月返上で敢行した綿密なリハーサルを経て、この名曲にして超難曲からストラヴィンスキーの真髄を導き出し、まさに「いま、ここ」でしか聴けないスペシャルなコンサートを実現させてくれました。

 

1月に開催したもうひとつの忘れがたいコンサートは、ピアノのロジェ・ムラロ。2回の休憩を挟むラヴェル全曲という濃厚なプログラムで、その強靭にして繊細な演奏は絶賛を浴びました。裏方としては、テレビ収録から外部のレストランとのコラボレーションによるロビーケータリングまで、通常の公演対応以外にも盛り沢山な公演として、(スリリングだったけどなんとか無事に乗り切った・・・)という強い安堵感を抱いたことを思い出します。

 

3月にエスポワールで登場した山根一仁さんは、埼玉の「キラリふじみ」での公演や8月のランチタイムコンサートでもご一緒させていただき、日進月歩の勢いで成長される様子を至近距離から、眩しく嬉しく拝見することができました。来年1月のニューイヤーでも、さらにひとまわり大きくなって登場されることでしょう!

 

女性ヴァイオリニストのシリーズ公演、4人の俊才はいずれも素晴らしい演奏を聴かせてくれましたが、とりわけ印象的なのはファニー・クラマジラン。健康上の理由でピアニストが急遽変更になるというハプニングのなかでも、動じることなく堂々と演奏しきったのには感服いたしました。そして、ニッポンの誇り、日下紗矢子さんの内面の充実をともなった「進化」ぶりも、強く印象に残っています。

 

10月からの新シーズンも、強烈な個性を持った公演が続きました。陽気なアルカント、峻厳なツェートマイヤー、静謐なフェルナー、にぎやかなカプソン&ワン。楽屋でもそれぞれに個性的にしてゴージャスな面々が、トッパンホールの舞台上で繰り広げた真剣勝負は、どれをとってみても、記憶に深く刻まれる公演ばかりです。どのアーティストの方も、演奏を終えて袖に帰ってきたときや、これから舞台に出るぞというとき、安堵から、あるいは興奮から、思わずチャーミングなひとことをつぶやかれることが多いのですが、今年のチャーミング大賞はユジャ・ワン。何をおっしゃったかは秘密ですが、スタッフの心までホカホカと和ませてくれました。

 

そして今日、若き日のブラームスが残した作品と真摯に対話するかのように、じっくりと作品と向き合い、味わい深い演奏を聴かせた佐藤麻理さんのランチタイムコンサートで、トッパンホール主催公演は束の間のお休みに入ります。

 

また来年も、1月7日のニューイヤーコンサートから、室内楽の愉悦をお楽しみいただくべく、誠心誠意舞台の裏にてつとめて参りますので、なにとぞ、なにとぞ、よろしくお願い申し上げます。

 

それではメリークリスマス&よいお年を!
Copyright 2002-2017 TOPPAN HALL. All Rights Reserved.