いよいよ、明日10月1日のハーゲン・クァルテット公演から、トッパンホールの2008/2009シーズン主催公演がスタートします。
トッパンホールでしか聴けない力の入った必聴のラインナップをずらりと揃え、みなさまのお越しをお待ちしております。
さて、新シーズンの目玉企画ともいえるのが、トッパンホールが満を持して挑む、名テノール3人を揃えた充実のシリーズ〈歌曲の森〉。
シリーズセット券が早々と完売になるなど、みなさまからも熱い期待をお寄せいただいています。
この、「セット券が早々に完売」というのは、実はホール側にとっても大きな驚きで、喜びながらもかすかにその好調な売れ行きに首をかしげていたのですが、9月27日(土)、トッパンホールに隣接する印刷博物館で開催された、〈歌曲の森〉のプレイベント、「《冬の旅》を読み解く」で、なぜかくも人気があるのか、の答えが、垣間見えたような気がしました。

それは、このプレイベントのキーパーソンであり、《冬の旅》を巡る優れた著作を発表されたばかりの梅津時比古さんが何度も繰り返された、「読み直し」というしかけ。
この、「読み直し」というプロセスを経て、ともすれば表現が画一化し、陳腐化を免れない「名曲」が、聴き手にとってとても身近な、同時代的で等身大の表現として蘇り、「最先端」の芸術表現にもなりうる、と。
なればこそ、「いま、ここで聴くリート」に新しい匂い、刺激的な香りを嗅ぎつけた多くのお客様を、ひきつけたのではないかと。
そのように思い、そして、その思いを裏切ることのない、素晴らしい公演にしなければ、と決意と期待を新たにいたしました。
詩と音楽が融合した「リート」の世界は、それこそ読み直しの宝庫。
梅津さんはじめ、論客たちの刺激的なやりとりを聞きながら、音楽と詩の世界を「自分なりに」(「妄想」すらも含めて)解釈して、オリジナルに楽しむことができれば、音楽を聴く楽しみも何倍にもなるんだろうな、とワクワクしつつ、ノーブルな美声と神秘的なたたずまいで、間違いなく会場の空気を一瞬にして変えてくれるであろう10月9日のパドモア公演に思いをはせ、早く「最先端の《冬の歌》」を聴きたいと身悶えるボンジュールでありました。
お待たせいたしました!
2006年にベートーヴェンとモーツァルトを収めた2タイトルを同時に発売し、大好評を博した"トッパンホールライヴシリーズ"から、ついに待望の第3弾ベートーヴェン、第4弾モーツァルト&ブラームスが発売されます!
10月2日の一般発売を前に、ホールにサンプルが届きました。
さっそく聴いてみます。
うふぅん(←第4弾、四戸世紀さんのクラリネットの音色に身悶える様子を擬音化してみました)
トッパンホール アンサンブルでの一期一会の珠玉の演奏が、お部屋で、会社で(?)、車の中で、いつでも、何度でも楽しむことができるのでありますヨ、みなさん。
特設ページが間もなくトッパンホールホームページに登場しますが、まずは写真でお目にかけましょう。
エイ!
早く、みなさまにお手にとっていただき、至福のひとときを楽しんでいただけますよう・・・。
初秋の信州・松本まで、サイトウ・キネン・フェスティバルの視察に行ってまいりました!
マエストロ小澤によるBプログラムの中日、ウキウキと心弾むモーツァルト、色彩豊かに会場に響く武満、そして、圧倒的な迫力のマーラーと、錚々たる顔ぶれが揃うオケによる気迫みなぎる演奏を、力いっぱい堪能しました。
終演後、満員のお客様は大興奮、鳴り止まぬ拍手に、オケのメンバーもはにかんでみたり、満面の笑みだったり、ハイタッチで称えあったり、舞台上も充実しまくっていたことが伺えました。
今日が最終日、間もなく最後の公演が始まりますが、会場はそろそろ熱気と興奮に包まれ、音楽を聴く喜びを心待ちにしたお客さまで、にぎわいをみせていることでしょう。
そんな、開演までそろそろ30分を切ろうかというこの時間。
わたくしボンジュールは、松本の街をよろぼい歩いていたのでした。
何を隠そうこのワタクシ、根っからの徒歩マニアでありまして、東京で申しますならば、恵比寿から池袋くらいでしたら割と平気で歩いてしまう面倒なタイプ。隙を見てはテクテク歩き出してしまうので、われながら一瞬たりとも気が抜けません(自分に)
しかし、昨日はちょっぴり浮かれモードでした。
久しぶりの快晴に心が浮き立ち、ホールで働くようになってから初めての泊りがけの出張にも心が高鳴り、なんだか何でもできる気分になっていたのでしょう。
松本駅にて特急あずさを降り立つと、迷うことなく、会場の松本文化会館へと歩き出したのです。
愚かです。
会館のホームページでは、駅からはバスで約20分とありました。
バスは、頻繁にバス停に停まるし、渋滞を想定して時間に余裕を持たせたダイヤを組んでいるに相違なく、車で20分というと相当な距離かなーと思うものの、バスならばそれほどでも無いかな、と思っていたらしいのです。
愚かです。
ひと足先に出発していたFriskyさんとの待ち合わせが、会館の入り口で18時45分、17時50分くらいに松本駅を出立したワタクシが、フラフラと会館についたのは、まさしく18時45分チョッキリ。
急ぎ足で闊歩したゆえに滝のような汗をかいているにも関わらず、日没後にはどんどん冷えを増す外気に体は冷却されるし、街の中心から離れるにつれて少しずつ街灯がその数を減らしていくし、なんとか到達したときには、寒さと不安で心なしかプルプルと震えておりました。
みなさまも、どうかお気をつけください。
というか、そもそも歩いたりはなさいませんね。
賢明なご判断です。
ちなみに、昼間歩く分には、歩いて歩けない距離ではなく、虫のささやく声が涼やかな、とても気持ちのよい道のり。慣れてしまえば、お散歩気分を堪能できるはず。
ただ、初めての街、初めての道、人を待たせてる状況では、やっぱりいけませんね。
反省。
p.s. 反省気分は長く続かず、翌朝(今朝)は、うっかり松本城見物にでかけてしまい、乗るはずだったあずさに乗りはぐってしまいました。どうなんだ>自分。