お寒うございます。
いよいよ本格的に冬になってまいりました。
わたくしボンジュールにとって、冬は、読書の季節です。
「読書の秋」などと申しますが、気候の良いその季節には、ドタバタと無駄にアクティブに過ごしているか、物思いに頬杖をついてため息を量産しているかのどちらかで、なかなか落ち着いてページをめくる気になれないワタクシにとって、本当に読書が進むのはむしろ冬なのです。
この冬のワタクシの座右の書は「アンナ・カレーニナ」。
10月末から本日まで、光文社の古典新訳文庫(望月哲男訳)を片手に、アンナの道ならぬ恋、リョービンの大陸的な人生(?)、オブロンスキーとドリーの悲しく楽しい夫婦生活、そして19世紀ロシアの奇形めいためくるめく世界のすべてを、じっくり、ゆっくり、楽しんでまいりました。
本日現在、物語は佳境も佳境、アンナがあーんなことを(ギャグではない)してしまう、トルストイの筆致がグサリグサリと冴え渡るクライマックスに突入しております。
そんな、まるでロシア文学通気取りのワタクシですが、実は、いわゆる「ロシア文学」をマジメに読むのはこれが2作目。
1作目は、いわずと知れた「カラキョー」、そう、亀山郁夫先生の新訳による「カラマーゾフの兄弟」でした。
間もなく発行予定のトッパンホールプレス39号では、なんと!、亀山郁夫さんに、ショスタコーヴィチの交響曲第15番に関して伺ったお話を掲載しています!
翻訳家としてはもちろん、東京外国語大学長として、ロシア文学研究者として、またショスタコーヴィチの研究者としてもご活躍中で、「レコード芸術」など音楽専門誌へのご寄稿も多い亀山先生。
きたる1月31日、トッパンホールアンサンブルvol.6で日本初演が行われる、ショスタコーヴィチ交響曲第15番室内楽版(デレヴィアンコ編)をより深く楽しむため、第15番に隠された引用の意味をひもとくヒントなど、たくさん、お話いただきました。
インタビュー記事の常で、素晴らしいお話をかなり絞り込んでのご紹介となっていますが、トッパンホールでのコンサートの新しい楽しみ方のヒントになる新しい視点に出会えること必至。
詳しくは、今月末発行予定の「トッパンホールプレス」を、ぜひ、ご覧くださいませ。

聞き手の企画制作部長・西巻(左)と、亀山郁夫先生(東京外国語大学にて)