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コンサート情報: 2008年10月アーカイブ

11月はおとなの香り

2008年10月29日 水曜日 ボンジュール小石川 | | コンサート情報

たびたびゴメンくださいませ、ボンジュールです。

 

先週、そして今週と、チェロのクリストフ・コワン、ヴァイオリンの日下紗矢子、ふたりの名手を迎え、「弦のトッパン」らしい実り豊かなコンサートが続きました。

 

どちらも無伴奏のリサイタルでしたが、それだけに、チェロとヴァイオリンの繊細で奥深い音色をすみずみまで堪能できる、充実した演奏をお届けできたと自負しております。

 

10月は、ハーゲン・クァルテットにはじまり、パドモアの《冬の旅》、コワン、日下と、室内楽の王道をわき目もふらず歩くような、勢いと迫力のあるラインナップでしたが、11月は少し、緩急をつけた味わい深いプログラムが続きます。

 

まずは5日。イタリアの伊達男カルミニョーラ(ヴァイオリン)が、手兵のヴェニス・バロック・オーケストラを引き連れて、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲を主軸に据えた、聴き応え満点のプログラムに挑みます。

 

年齢を重ねるごとに緻密さを増す圧倒的な技巧と、底知れぬ表現力を駆使して、少し肌寒い秋の夜長に、陽光きらめくヴェネツィアの景色を現出させてくれるはず。

 

オシャレでハンサムなのがまた素敵。

 

カルミニョーラ.jpg 

 

公演詳細はこちら>> [完売公演] 

 

 

7日と13日に登場するのが、鍵盤の魔術師、アンドレアス・シュタイアー。

 

知的刺激に満ち溢れたプログラムを、耳に心地よい軽やかなタッチで聴かせる、まさしく「魔術師」。

 

ワクワク、ドキドキ、シュタイアー流の楽曲解釈に酔いしれながら、音楽を聴く喜びを心の底から味わえる、贅沢なプログラムです。

 

ジェントルでお茶目なお人柄も人気。

 

シュタイアー.jpg

7日の公演詳細はこちら>>

13日の公演詳細はこちら>> 

 

続く19日に登場するのは、ハープの貴公子、グザヴィエ・ドゥ・メストレ様。

 

弦の名手4人[小森谷巧、渡部基一(ヴァイオリン)/柳瀬省太(ヴィオラ)/古川展生(チェロ)]を迎え、トッパンホールだけでしか聴けない「ハープの室内楽」をお届けする、こちらも贅沢なプログラム。

 

「優雅」「繊細」というハープの既成概念を覆す、力強く瑞々しい音色はメストレならでは。

 

ハープのレパートリー拡大にも力を注ぐメストレらしく、日頃なかなか耳にする機会のない名曲の数々を、一度にたっぷり味わえます。

 

ボンジュールを虜にしたお人柄、そして麗しのお顔。

 

今から、舞台に現れたメストレ様を見て客席を微かに揺さぶる、みなさまのタメ息が聴こえてきそうです。

 

メストレ.jpg

 

公演の詳細はこちら>> 残りわずかです、お急ぎください!

美味しい思い出

2008年10月24日 金曜日 ボンジュール小石川 | | コンサート情報

東京は雨模様。

 

出勤のとき、ザザザザザザーと降る雨でスラックスがずぶ濡れに。

職場の窓から見上げる景色は、シトシトと穏やかな小雨。

昼食のレストランへと向かう道々ではザザザザゴーーーと雨が降り、

やっと乾いてまた濡れた服を拭き拭き外を見やると、

そぼ降る小雨はショパンの調べ。(?)。

そしてふたたび帰りの道で、間の悪い大雨に靴と靴下をゾロリと濡らし、

よいしょとデスクに腰を下ろすと雨はすっかりあがっているのでした。

 

みなさまこんにちは、時限式雨男、ボンジュール小石川です。

 

さて。

 

先日、ヴァイオリンの瀬崎明日香さんと、ピアノの日下知奈さんをお迎えして岩手県北上市の2つの小学校で行われた、アウトリーチ活動を見学してきました。

 

トッパンホールは、地域住民を主役にした文化創造に取り組む、新潟県魚沼市小出郷文化会館の主催事業に企画協力していますが、そのご縁から、北上市の芸術拠点である「さくらホール」での館外公演と、小学校でのアウトリーチ活動を行うことになったのです。

 

今回のアウトリーチでは、トッパンホールの企画制作部が黒子となって支援しながらも、東京芸大大学院でアウトリーチを専攻している二人の学生が、プログラムの構成と当日の司会を担当しました。

 

連日連夜、寝る間を惜しんで作り上げたというプログラムは、彼女たち自身初めての体験であるがゆえの戸惑いは随所に見せつつも、北上の子どもたちをグイグイと引っ張るあっぱれなできばえ。

 

「音楽は、いろんな感じ方、聴き方ができる」ことを、瀬崎さんと日下さんの素敵な演奏を軸にしながら、「目隠し」やクイズなどさまざまな方法を通じて体感してもらう、充実したプログラムになりました。

 

瀬崎さん日下さん.jpg

 離れた小学校を移動を挟んだタイトなスケジュールにもかかわらず、笑顔で真摯に演奏されるお二人。とても素敵でした。

 

相談風景.jpg

少しでも子どもたちに音楽を聴く楽しさを知ってもらおうと、アーティストのお二人を交えて綿密な打ち合わせ。

 

めかくし.jpg

事前の打ち合わせで出てきたアイデア、「目隠し」。視界を遮って聴くと、音楽はどう心に届くのか。子どもたちが一番盛り上がったところでした。そして、密かに、後ろで見学される先生方にも受けていたのがこのパート。目を閉じて子どもと同じ体験をしてみる姿もチラホラと。

 

このアウトリーチの目的は、日頃なかなかクラシック音楽に触れる機会の無い子どもたちに、「忘れえぬインパクト」を感じてもらうこと。

 

子どもたちがどう感じたか、感想を聞く時間は実は無かったのですが、小学校の音楽室という、ある意味非日常の空間での演奏は、アーティストにとっても「忘れえぬインパクト」となり、また、司会という大役に挑んだ学生二人にとっては、文字通り、「忘れえぬ」体験となったことでしょう。

 

隅っこで写真を撮ったり、机を片付けたり程度のお役にしかたたなかったボンジュールですが(むしろ足手まとい・・・)、それでも、音楽にはいろんな可能性があるんだな、と思いを新たにした1日となりました。

 

今週、新潟の小学校では、10/28のランチタイムコンサートに登場する日下紗矢子さん(ヴァイオリン)のアウトリーチも行われ、そちらも充実した内容になった模様。

願わくば、学校での体験をもとに、少しでも多くの子どもたちに、音楽を聴き続けてもらいたいなと願う、ボンジュールでした。

西洋男子の心得を学ぶ

2008年10月 9日 木曜日 ボンジュール小石川 | | コンサート情報

本日の〈歌曲の森〉第1篇、マーク・パドモアは、時に荒々しく、時に崇高に、表現力溢れる甘美な声で、鮮やかにホールに風景を描き出す名唱を聴かせ、大成功の公演となりました。

 

満場のお客様にも満足いただけた様子で、終演後のサイン会も、たいへんな熱気。

パドモア、そして歌い手にぴったりと寄り添いながら、強靭な集中力で聴かせたピアノのクーパーも、トッパンホールでのコンサートに心からの手ごたえを感じていた様子でした。

 

さて。

 

感動の余韻が醒める間もなく、14日に登場するのが、エスポワールスペシャルの8人目、チェロのヨハネス・モーザーです。

ドイツからすでに来日中のモーザーに、忙しいスケジュールの合間を縫って話を聞くことができました。

その模様を、トッパンホールWEBサイトでは初の試みとして、ビデオメッセージとしてみなさまにご覧いただきます。

実際にご覧いただけるのは明日以降になりますが(目下作業中)、爽やかでおおらか、奏でるチェロの響きそのままのモーザーのメッセージ、ぜひ聞いて(そしてホールに足を運んで)くださいね。

 

それにしても。

 

本日公演したパドモア、先日おめもじかなった貴公子メストレ、そしてドイツの王子様モーザー。

異国から訪れるアーティストたちはみなさん、こちらが恐縮してしまうくらいにジェントル、フレンドリー、そして聡明です。

 

待ち合わせ場所に、その背に背負うチェロが小さく見えるくらいの長身をキラキラと輝かせて現れたモーザーは、取材場所に向かうエレベーターに乗ろうとするFriskyさんに

「Please after you(にっこり)」

と声をおかけになります。

 

きゃーーーーーーー。

 

自分が言われた訳ではないのに、にわかにときめくボンジュール(♂)。

 

そういえば、人生で最初で最後(?)の海外旅行でフランスを訪れたときも、エレベーターに乗ろうとすると、見知らぬ紳士から

 

「Apres vous!」(あなたのあとで=お先にどうぞ)

 

と言われて鼻血を出したことがあります。

 

向こうの男性って、どうしてこう、やることなすこと素敵なんでしょう!

しかも、モーザーさんはワタクシより幾つも年下でいらっしゃるのに!

 

ぎゃふん。

 

自分で書いて、ちょっと凹みました、が、それはさておき、きっと幼少のみぎりから、レディファーストを体で覚えてらっしゃるに違いないモーザーさんを見習って、ワタクシもできる限りでレディファーストな生き方を心得たい、そう思いつつ、この素敵なアーティストを、心から応援して、公演の成功を深々と祈る、そんなボンジュールであります。

短い時間でしたが、本当に素敵でした・・・。

 

ヨハネス・モーザー公演は、10月14日(火) 19時開演。

お席にはまだ余裕がございます。

ドイツの作曲家ふたり、そしてショスタコーヴィチ、武満と、バラエティに富みながらも剛速球のプログラムに、ぜひご期待ください。

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