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タスミン・リトル(ヴァイオリン)


Tasmin LITTLE


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©Clive Barda

ロンドン生れのリトルは、ユーディ・メニューイン・スクール、ギルドホール音楽大学に学び、さらにカナダのローラン・フェニヴに師事して研鑽を積んだ。これまでニューヨーク・フィル、クリーヴランド管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ベルリン響、ロンドン響、フィルハーモニア管、ロンドン・フィル、ロイヤル・フィル、ストックホルム・フィルなどメジャー・オーケストラと共演を重ね、指揮者もラトル、マズア、アシュケナージ、ヤルヴィ、スラトキン、ガッティ、ロジェストヴェンスキー、尾高、大野、マッケラス、メニューイン、アンドリュー・デイヴィス、サー・ロジャー・ノリントンらと共演してきた。
協奏曲レパートリーは50曲近くに達し、近年特に新曲の世界初演を数多く手がけて、たとえば、ドミニック・マルダウニー、デヴィッド・アール、ロバート・サックストン、ポール・ベーカーらの協奏曲など、また2001年BBCプロムスでのスチュワート・マクレイのヴァイオリン協奏曲などを初演している。00年バーミンガム市響とのツアーではサイモン・ラトルの指揮でリゲティの協奏曲を演奏し各紙から絶賛を浴びた。またこの後サイモン・ラトル指揮のベルリン・フィルとの共演で、03年ザルツブルク音楽祭、定期演奏会、ロンドンのプロムス、アメリカ・ツアーに招聘され、大成功を収めた。03年3月にはウィーン・ムジークフェラインザールでブリテンの協奏曲(大野和士指揮ウィーン放送響)を演奏。また次の2シーズンには、ワルシャワ・フィル(カルロヴィッツの協奏曲)、ミネソタ管(ニコラス・モーの協奏曲)、香港フィルなど国際的なスケジュールが組まれている。
室内楽にも積極的な活動を繰り広げており、マーティン・ロスコー、ピアス・レーン、ウエイン・マーシャル、ポール・ワトキンズらとパリ・シャトレ座、シティ・オヴ・ロンドン音楽祭、ハロゲート音楽祭などでリサイタルやアンサンブルを披露している。リーズ国際シリーズ、ダブリン・ナショナル・コンサート・ホール、コンセルトヘボウ「グレート・ストリング・プレイヤーズシリーズ」にも登場する。 優れたディーリアス演奏家としても知られ、「タスミン・リトルのディーリアス探求にかける意気込みは恐るべし」グラモフォン誌)、ディーリアスのドキュメンタリーをBBCテレビ「作品」シリ−ズ用に制作したほか、ディーリアス協会から「ヴァイオリン協奏曲」についての論文を出版している。ピアス・レーンと共演したディーリアス「ヴァイオリン・ソナタ集」はBMGに録音され,権威あるディアパゾン誌、レペルトゥール誌で賞を獲得し、さらに1998年グラモフォン賞にノミネートされた。
レコーディングには、ブルッフ、ブラームス、シベリウス、ドヴォルザーク、ラロ、ウォルトン、ヴォーン・ウィリアムズ「ロマンス/あげひばり」などがあるが、新作や忘れ去られた作品の録音に力を注ぎ、アルヴォ・ペルト、ドホナーニ、ルッブラ、ロバート・サックストン、ジョージ・ロイドらの作品を録音。最も新しい録音はフィンジ作曲ヴァイオリン協奏曲の初演。96年ブラッドフォード大学は彼女に名誉博士号を贈り、音楽部を「タスミン・リトル音楽センター」と改称した。
使用楽器は、1757年製のガダニーニと王立音楽アカデミーから貸与されたストラディヴァリウス「リージェント」。