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マーク・パドモア(テノール)


Mark PADMORE


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©Marco Borggreve

ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学キングス・カレッジにて合唱を学ぶ。深い洞察に富んだ解釈、確かな様式の把握、流れるような自然な歌唱は世界中で賞賛されており、リサイタル、オペラ、現代音楽の各分野で優れた才能を発揮している。とりわけJ.S.バッハの受難曲の演奏で定評があり、エヴァンゲリスト(福音史家)として、ピーター・セラーズ演出による《マタイ受難曲》《ヨハネ受難曲》(サイモン・ラトル指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)等で活躍。
オペラでは、ピーター・ブルック、ケイティ・ミッチェル、マーク・モリス、デボラ・ワーナーら気鋭の演出家たちのコラボレーションを重ねている。最近ではバートウィッスルの《The Corridor》《The Cure》、ヘンデルの《イェフタ》に出演したほか、グラインドボーン音楽祭でブリテンの《ビリー・バッド》ヴィア艦長役と《マタイ受難曲》エヴァンゲリストを任されている。BBCテレビ制作のブリテン《ねじの回転》(オペラ映画版)ではピーター・クイント役を務めたほか、モーツァルト《皇帝ティートの慈悲》の録音ではティート役を担った。今後はロイヤル・オペラ・ハウスでのジョージ・ベンジャミン《Written on Skin》(天使/ジョン役)への出演を予定している。
コンサート活動にも積極的に取り組み、これまでバイエルン放送交響楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、ロンドン交響楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団等と共演。エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団とも定期的に共演している。
世界各地でのリサイタルも絶賛を博している。とりわけロンドンのウィグモア・ホールとは密な関係を築いており、2009/10年シーズンのレジテント・アーティストを務めた。シューベルトの三大歌曲集全集には、ティル・フェルナー、ポール・ルイスらとたびたび挑戦。そのほか、クリスティアン・ベザイデンホウト、ジュリアス・ドレイク、ロジャー・ヴィニョールズ、イモージェン・クーパー、スティーヴン・イッサーリスら、優れた音楽家たちと共演している。
録音は多数あり、「ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス」(共演:ハイティンク指揮/バイエルン放送交響楽団)、「ベートーヴェン、ハイドン、モーツァルト:歌曲集」などがある。Harmonia Mundiからリリースされた「ヘンデル:アリアと場面集」はBBCミュージック・マガジン賞、「シューベルト:冬の旅」はグラモフォン賞、「シューマン:詩人の恋」はエディソン・クラシック・アワード、「ブリテン:セレナード&ノクターン、フィンジ:ディエス・ナタリス」はエコー・クラシック賞をそれぞれ受賞している。 トッパンホールには、シリーズ〈歌曲(リート)の森〉の主要なアーティストとして、フェルナーとのシューベルト三大歌曲等で名演の歴史を刻んでいる。