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山下和仁(ギター)


Kazuhito YAMASHITA


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LP時代から合わせてCDアルバムを70点以上も発表していることからわかるように、広大なレパートリーを持つ山下和仁。世界各地の国際ギター・フェスティバルにクラシックギターの雄として、毎年のように招待されている山下は、各地で実に多用なプログラムを展開している。ポルトガル・サントティルソでの「4つのギター協奏曲の夕」、メキシコ・クエルナバカでの「アジア作曲家の夕」、サンフランシスコでの「ビートルズ」、イタリア・トレヴィーソでの「J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンパルティータ&ソナタ」、スペイン・アルメリアでの「平安期の宮廷音楽」など。近年は、ソロ活動のほかに、自らの子供たちとギターデュオおよびカルテット「山下和仁+bambini」結成し、平安期の宮廷音楽の旋法による藤家溪子の新作「かさね」を含む演奏会を、ローマ国際ギター・フェスティバルやアレッサンドリア国際フェスティバル、韓国・ソウルアートセンター大ホールなどで開催した。
1961年、長崎市生まれ、8歳より父、山下亨にギターを師事。76年、日本ギター連盟主催の全国コンクールに第一位。翌77年、16歳の時にラミレス(スペイン)、アレッサンドリア(イタリア)、パリ(フランス)の世界三主要国際ギター・コンクールにいずれも史上最年少1位。その後、日本国内や欧米各地に演奏旅行を重ねながら次々と話題となる作品を発表。自身の編曲による「展覧会の絵/ムソルグスキー」(ドイツレコード賞受賞)、「新世界より」や「J.S.バッハ無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ、チェロ、フルート、リュート組曲BWV995-1013 (5CDs)」全曲のギター版などは特に名高く、特殊な技法を併せて前人未到の域を示した。かたわら「アランフェス協奏曲」「F.ソル:ギター曲全集 (16CDs)」「H.ヴィラロボス:12の練習曲と5つのエチュード」「M.カステルヌオーヴォ=テデスコ:24のゴヤのカプリチョス」など、ギター本来のレパートリーにも熱演が多い。ウイーンムジークフェライン大ホール、ニューヨークリンカーンセンターほか世界各地でのソロリサイタルの他、L.スラトキン、R.フリューベック・デ・ブルゴスなど数々の世界的指揮者やオーケストラ、またJ.ゴールウェイ(フルート)、ゲリー・カー(コントラバス)、東京クヮルテットなどソリストたちとの共演も含めヨーロッパ、アメリカ、アジア各地での公演も数多く、84年トロント国際ギター・フェスティバルでセンセーションを招いて以来、名声は国際的にもすでに不動。国内外の同時代特にアジアの作曲家たちの新作委嘱初演にも意欲的で、山下和仁のために書かれた作品は60曲を越えている。CD≪黎明期の日本ギター曲集≫で平成11年度文化庁芸術祭大賞を受賞。