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トッパンホール主催公演 2011/2012シーズン

シリーズ〈ル・プロジェ エマール〉

p-L.エマール
Pierre-Laurent Aimard
©Felix Broede / DG
2011年11月18日(金) 19:00 —リスト生誕200年を記念して
2011年11月20日(日) 15:00 コラージュ—モンタージュ 2011
現代フランス最高のピアニスト、ピエール=ロラン・エマール。J.S.バッハから21世紀の音楽まで広範なレパートリーを自在に駆使し、次々と驚嘆すべきプログラムを発表、常に高い意識と意欲で演奏活動を続けています。トッパンホールは、2003年4月にブーレーズとの共演でエマールを迎えて以来辛抱強く交渉を重ね、この秋ついに、エマールらしい独創性の高いプロジェクトで再訪を実現します。

今回は、トッパンホールのみの日本単独公演。〈ル・プロジェ エマール〉と銘打ち、個性的なプログラムによる2つのコンサートに加えて、ピアノ芸術にかける調律師とピアニストの姿を描いたオーストリア映画 「Pianomania」(エマール出演)の紹介、ワークショップなども絡め、この最も21世紀的な感性を持つピアニストに多角的に迫ります。

リサイタルI
今年生誕200年を迎えるリストに焦点を当てたコンサート。しかしエマールですから、単純に作品を並べるような企画ではありません。リストと深い関係のあったワーグナーの秘曲と、彼らの次の時代を担ったスクリャービンとA.ベルクを組み合わせて、リスト晩年の心象風景とその後の音楽史の発展をも俯瞰しようという、エマールらしい構成のプログラムです。

リサイタルII
近年エマールがパリやロンドンで始めた「コラージュ—モンタージュ」と名づけられたコンサートの最新形、2011年ヴァージョンをお届けします。J.S.バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンなどクラシックの名作曲家たちの作品と、ブーレーズ、ケージ、シュトックハウゼンらによる20世紀以降の音楽とを、テーマを設定して自由に合成しながらピアノ曲の発展史を見せ、意外な共通性を探るという趣向。エマールの頭脳の一端を開示しながら、持ち前の鋭い感性と鋭敏なピアノ表現で、音楽の未だ見ぬ魅力を明らかにしていくという、意欲的な公演です。

映画「Pianomania」
スタンウェイ・オーストリアの調律師に密着したドキュメンタリーフィルム。エマールが、ウィーンのコンツェルトハウスでレコーディングした際の調律の様子を中心に、ブレンデルやラン・ラン、トッパンホールでおなじみのティル・フェルナーなどが出演しています。ピアニストからの高度な要求を受け、それに応えようと苦闘するさま、ともに音づくりをしていく緊張感ある現場、そのなかでも常にユーモアを忘れず仕事に取り組む姿を丹念に写し、欧米のいくつもの映画祭で高く評価され、受賞した映画です。12月の日本公開を前に、〈ル・プロジェ エマール〉の一環として、みなさまにご紹介します。

ワークショップ
エマールの演奏家としての姿勢や作品への取り組みに触れる貴重な機会として、若手向けのワークショップを計画中です。