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トップページ > アーティストノート > レビュー > Vol.13 瀬崎明日香 新たなる決意を胸に、ネクストステージへ

レビュー

新たなる決意を胸に、ネクストステージへ



写真 公演日 2007/12/22(土) 開演16:00
シリーズ 〈エスポワール シリーズ 5〉
タイトル 瀬崎明日香 Vol.3 ―小品集
プログラム ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント
サン=サーンス:ハバネラ Op.83
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28
スメタナ:我が故郷より
ヴィエニャフスキ:「ファウスト」による華麗なる幻想曲 Op.20

 エスポワールシリーズの5代目アーティストとして、2006年から3回のステージに挑んできたヴァイオリンの瀬崎明日香が、昨年12月22日の「Vol.3 ―小品集」で、エスポワールを卒業しました。
 最終回は、フランスにゆかりある作曲家たちの小品を集めたプログラムで構成。シリーズ決定当初から暖めていたという企画は、演奏会のプログラムとしては難度の高い「小品」をヴァイオリニストとしての原点と位置づけ、あえて挑戦した意欲的なものでした。ソリストとしての力量が試される一夜であると同時に、クリスマス間近の華やかな季節らしく、お客さまが純粋に音楽を楽しみ、高揚した足取りで家路についてくだされば嬉しいとの思いもあったといいます。そうした彼女の熱情は見事に実り、ホール全体を満たす音楽への真摯な愛情、そして難曲を弾きこなす高度な技術が融合した、密度の高い公演となりました。
 Vol.2でも共演した、ピアノのエマニュエル・シュトロッセとは、フランス留学時代から知己とあって息もぴったり。シリーズ最後となる瀬崎の勇姿を見届けようと集まった満場のお客さまからは、全三公演を務め上げた瀬崎に、惜しみない拍手が送られました。

 エスポワールでの経験を大きな糧に、さらに心に届くアーティストを目指して挑戦を続ける瀬崎明日香から、今後も目が離せません。