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クラシック音楽に対する日本の皆様の熱心さと深い愛情を経験しているだけに、東京でベートーヴェンの32のソナタ全てを演奏できることを本当に嬉しく思います!これから2年間かけて、全7回のチクルスをお届けします。
ハンス・フォン・ビューローの有名な言葉―「バッハの平均律クラヴィーア曲集とベートーヴェンのソナタは音楽の旧約聖書と新約聖書である」―以来、これらの言葉はピアノの中核的なレパートリーとされています。まさにそのとおりです!
全曲チクルスの良いところは、聴き手にとっても演奏家にとってもそうですが、ベートーヴェンの音楽をより深いところで理解する機会になる、という点にあると思います。今回のチクルスでは、毎回のプログラムの中に様式や性格の多様性を最大限感じていただけるように、作曲年代順に演奏する方法はとらないことにしました。とは言え、ハイドンに捧げられ彼の影響を受けたごく初期のソナタから、「中期」と呼ばれる時期に書かれた「ワルトシュタイン」や「熱情」など大規模な作品を経て、時代を先取りし時に挑発的ですらある最後のソナタ数曲に至るまで、この作曲家の発展の経緯をお見せすることができると思っています。7回のコンサートをお楽しみいただければ幸いです!
ティル・フェルナー
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