トッパンホール略歴PROFILE
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PROFILEトッパンホール略歴
トッパンホールは、凸版印刷株式会社(当時)の創業100周年事業として社会文化貢献活動の一翼を担う目的で建設され、2000年10月1日に開館しました。音楽ホール運営にクラシックを選んだ理由のひとつには、西洋という一地域で生まれた音楽文化が世界的に普及・発展した背景に、楽譜の存在と印刷技術が大きく関わっていることがあります。世界的にも稀有な“響きすぎない”クリアな音響を特徴とし、408席の客席空間は、室内楽に最適な音響と木のぬくもりに満ちた親密感を有しています。
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年間30数本を数える主催事業では、徹底して質の高さにこだわり、室内楽の豊かさと可能性を追究。欧米の第一線に伍する内容は、国内外の多くのアーティスト、聴衆から評価される独自性で、その企画力と実現力には高い信頼が寄せられています。開館初期から、ハーゲン・クァルテット、ライナー・クスマウル(ヴァイオリン)、ジュリアーノ・カルミニョーラ(ヴァイオリン)、アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)、ティル・フェルナー(ピアノ)等のアーティストとオリジナル・プロジェクトを展開するほか、海外の有望な若手の日本初リサイタル、邦人若手の発掘・育成にも積極的、継続的に取り組み、着実な成果を重ねています。
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ほかにも、マスタークラスやイベント等を通じたクラシックファン層の拡大、地域貢献などその取り組みは広く、独創性に富む運営はトッパンのメセナ活動としても注目を集め続けています。
2016年には、主催公演を中心とするホールの運営が評価され『第47回サントリー音楽賞』を受賞。権威ある音楽賞が史上初めてコンサートホールに授与したことは、驚きとともに関係者間で大きな反響を呼びました。
PHOTO GALLERY静謐なる空間
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Auditorium舞台袖から見たステージ
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音響や楽器の特性を生かす配慮から、一枚ものの檜のみで作られた、文字どおりの“檜舞台”。客席からはご覧いただくことのない、珍しいアングルでお届けします。開館からの歴史も感じさせる、奥行きある表情が印象的な一枚です。
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Auditoriumサイドから見た舞台・客席
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ステージや椅子、天井のレリーフなどに施されたゆるやかな曲線が映える一枚です。
この“カーブ”の特徴もまた、あたたかで親密感あるトッパンホールをいっそう印象づけています。 -
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Auditoriumホールの空間
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普段はお客さまの目にとまらない、ちょっと珍しいアングルから見たホールの空間です。ゆったりとした檜舞台と、くつろいでお座りいただける客席とが生む一体感を感じていただけるでしょうか?この温もりあふれる親密な空間を、みなさまの特別な場所としていただけることを願っています。
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Auditorium舞台からのぞむ客席
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ピアノ越しに整然と写る客席が象徴的なひとこま。
舞台から離れた席にもクリアな音が届くように、前方席より後方席の背もたれが高くつくられている様子も見てとれます。舞台と客席が間近で親密感のあるトッパンホールの特徴も、感じとっていただける一枚です。 -
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Entranceホール入口
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木のホール・トッパンホールを象徴するような、重厚であたたかな質感の樺桜の扉。直ぐ向こうには、間接照明が美しいホワイエが続きます。公演前の期待感と快い緊張、終演後の充実感や開放感など、さまざまな想いが行き交う、ホールの玄関です。
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Stage舞台袖から見たステージ
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照明が浮かびあげるステージを、舞台袖からのぞむひとこま。アーティストと同じ目線のアングルからはまるで、演奏会にのぞむ直前の彼らの意気込みや緊張感、高揚感が伝わってくるようです。普段はお客さまの目にとまらない、とっておきの一枚です。
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Foyerホワイエ
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木の質感が浮かび上がる、柔らかな空間が印象的なひとこまです。お客さまを気持ちよくお迎えするために丁寧に磨きこんだ床には、間接照明の光が美しく映りこんでいます。
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Seat map客席案内表示板
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木のぬくもりで統一されたトッパンホールらしく、お客さまをお席へご案内する表示板も、木でデザインしています。細かな細工が施された表示板は、壁のレリーフと一体となって、あたたかみあるホワイエを空間演出しています。
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Auditorium舞台から見た客席・空間
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天井のレリーフ、壁の凹凸、椅子のプロポーション、そして、舞台ぎわのなだらかなカーブ。これらを一枚に収めたカットからは、トッパンホールならではの曲線が生み出す、優しくあたたかな印象が伝わります。ホールを満たす木のぬくもりが感じとれる、特徴的なアングルです。
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Stairway to the Caféホワイエから2階への階段
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ホワイエから2階カフェへつながる階段。レリーフが刻まれた丸窓と円を連ねたオブジェが、白く明るい空間にアクセントを持たせています。床はもちろん、丸みを持たせた手すりにも木を用い、ゆるやかな時の流れを感じさせる優しい印象が特徴的なスペースとなっています。
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Approach to the Auditoriumホワイエから客席内へのアプローチ
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わずかな距離ながら、これから始まるコンサートへの予感が漂うスペースとして、ひそかに人気を集めています。ここを抜けると、明るく広やかな空間にステージと客席があらわれます。
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Ceilingセロリ状のレリーフ
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ホールの天井に横たわるセロリ状のレリーフ。これにより、音を拡散させ強い反射音を防いだ心地よい響きを伝えることができます。ホールにいらしたら、トッパンホールの音の秘密を見上げてみてください。