アーティストプロフィールArtist Profile
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)Giovanni ANTONINI, conductor
ミラノ生まれ。ミラノ市立クラウディオ・アバド音楽学校とジュネーヴ古楽センターで学ぶ。イル・ジャルディーノ・アルモニコの創設者の一人。1989年より当団を率いており、指揮者として、またリコーダーとフラウト・トラヴェルソのソリストとして、世界各地で演奏活動を展開。ブラティスラヴィア・カンタンス音楽祭(ポーランド)の音楽監督、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団およびバーゼル室内管弦楽団の首席客演指揮者。
これまでに、チェチーリア・バルトリ、クリスティアン・ベザイデンホウト、ジュリアーノ・カルミニョーラ、パトリツィア・コパチンスカヤ、イザベル・ファウスト、ソル・ガベッタ、スミ・ジョー、ヴィクトリア・ムローヴァ、エマニュエル・パユなどと共演。バロックと古典派の作品における斬新かつ革新的な音楽解釈は世界的にも名高く、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ロンドン交響楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、シカゴ交響楽団などにも定期的に客演している。
オペラでの活躍も目覚ましく、ミラノ・スカラ座、チューリヒ歌劇場、テアター・アン・デア・ウィーン等に指揮者として登場。モーツァルト《フィガロの結婚》《イドメネオ》《コジ・ファン・トゥッテ》、ヘンデル《アルチーナ》《オルランド》《ジュリオ・チェーザレ》、カヴァリエーリ《魂と肉体の劇》を上演した。ザルツブルク音楽祭では《ジュリオ・チェーザレ》とベッリーニ《ノルマ》を上演し、いずれも絶賛された。2024年にはミラノ・スカラ座でチェスティ《オロンテーア》を指揮。
イル・ジャルディーノ・アルモニコとは数々の名盤を残し、テルデックよりヴィヴァルディ、J.S.バッハ、ビーバー、ロックのアルバムをリリース。ナイーヴから「ヴィヴァルディ:歌劇《館のオットーネ》」等をリリースしている。バーゼル室内管弦楽団とは、ソニー・クラシカルからベートーヴェンの交響曲全集のほか、ワーナー・クラシックスからのパユとのフルート協奏曲集「Revolution」が好評を得る。
バーゼルのハイドン財団が主催するハイドンの生誕300周年に向けたプロジェクト〈ハイドン2032〉の芸術監督として、イル・ジャルディーノ・アルモニコおよびバーゼル室内管弦楽団との交響曲全曲録音と欧州ではコンサートが進行中。現在16枚のアルバムがアルファよりリリースされており、さらに毎年2巻のリリースが予定されている。
