アーティストプロフィールArtist Profile
アネッテ・ダッシュ(ソプラノ)Annette DASCH, Soprano
現代を代表するソプラノ歌手の一人として、世界の主要なオペラハウスや音楽祭に出演している。
フォルクスオーパー・ウィーンは2024/25シーズンにおいて、エラ・ミルヒ=シェリフ作曲《アルマ》の世界初演、オペレッタ《白馬亭にて》、《チャールダーシュの女王》など3つのプロダクションにアネッテ・ダッシュを起用している。またオランダ国立歌劇場ではルディ・シュテファン作曲《最初の人間たち》を再演、ケルン・オペラでは、新制作《Eine Frau von Format》のタイトルロール、ベルリン・ドイツ・オペラでは、エクサン・プロヴァンス音楽祭とチューリヒ・オペラで大成功を収めている《マハゴニー市の興亡》のジェニー役で登場。コンサートでは、グラーツ歌劇場のオープニング・コンサート(ヴェーゼンドンク歌曲集)に出演したほか、ルートヴィヒスハーフェンでフォーレ四重奏団と共演した。
これまでに《ばらの騎士》元帥夫人(新国立劇場)、《イェヌーファ》タイトルロール、《ローエングリン》エルザ、《ニュルンベルクのマイスタージンガー》エファ、《ジュリエッタ》タイトルロール、《ドン・ジョヴァンニ》ドンナ・エルヴィーラ、《フィガロの結婚》伯爵夫人、《コジ・ファン・トゥッテ》フィオルディリージ、《アルミーダ》タイトルロール、《ファルスタッフ》アリーチェ、《こうもり》ロザリンデ、《メリー・ウィドウ》ハンナなどを演じている。
オーケストラとの共演では、ニコラウス・アーノンクール、小澤征爾、ダニエル・バレンボイム、コリン・デイヴィス、グスターヴォ・ドゥダメル、アダム・フィッシャー、ダニエレ・ガッティ、パーヴォ・ヤルヴィ、マレク・ヤノフスキ、ファビオ・ルイージ、ケント・ナガノ、アンドリス・ネルソンス、ロジャー・ノリントン、サイモン・ラトル、ヘルムート・リリング、クリスティアン・ティーレマン、エサ=ペッカ・サロネンらの指揮のもと、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、パリ管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ベルリン放送交響楽団、モーツァルテウム管弦楽団、ベルリン古楽アカデミーなどと共演している。またシューベルティアーデ(シュヴァルツェンベルク)、ウィーン楽友協会、ウィーン・コンツェルトハウス、コンセルトヘボウ・アムステルダム、ウィグモアホールなどでも定期的にリサイタルを行っている。
ミュンヘン音楽大学などで学ぶ。ソニーBMG専属アーティスト。デビューアルバム「アルミーダ」は2008年エコー・クラシック賞を受賞。バイロイト音楽祭での《ローエングリン》、ティーレマン指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とのベートーヴェン《交響曲第9番》、「バロック時代のドイツ歌曲集」(ハルモニア・ムンディ)、シューマン《ゲノフェーファ》など多数の録音をリリースしている。またDVDでは、ハイドン《天地創造》、ザルツブルク音楽祭での《牧人の王》、《ドン・ジョヴァンニ》、シャンゼリゼ劇場での《フィガロの結婚》、キュビリエ劇場での《イドメネオ》などがリリースされている。
TOPPANホールには2012年〈歌曲(リート)の森〉第10篇以来の登場となる。
