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異才たちのピアニズム

既存の価値観、常識に様々な挑戦を続けてきたトッパンホール。「弦のトッパン」「リートのトッパン」と言われて久しく時が経ちました。その一方で、「ピアニストもトッパンだと普段とは違った輝き方をする」とか「ピアノをトッパンホールでもっと聴きたい」というお声も普段からたくさんいただきます。当然です、世の室内楽ホールのコンサートの半分近くは、ピアノが占めているわけですから。でも、そんな飽和状態にあるピアノコンサートに対して、何が出来るか、何をすればいいのか。

そこで、私をはじめ、トッパンのスタッフが日頃気になっているアーティスト、弾かせてみたいピアニストを集めてみました。並べてみると、そこからなんとなく一つの像が浮かび上がってきます。彼らはいずれも単なる優等生でも、誰よりも指が回りコンクール受けするピアニストでもありません。どちらかというと、ピアノに仮託して自身を語ったり、見過ごされがちな作曲家や作品の本質に鋭くメスをいれたりするのを得意とします。共通するのは、他人(ひと)と同じようにピアノを弾くことでは飽き足らない、いわばアーティスト魂を強く持ったピアニストたちという姿。ピアノ演奏、ピアノ教育のあり方が多様化し混迷するいまの時代だからこそ、彼らの演奏を続けて聴くことは、新たな道、新たな光に繋がるのではないでしょうか。そんな思いを込めて、〈異才たちのピアニズム〉―ピアノ音楽の本質を伝える才知との邂逅―と名づけ、まとめてみました。巷にあふれるピアノの演奏会、その未来は…、そんな日本の課題をみんなで見つめ直すきっかけとなったら幸甚に存じます。

トッパンホール プログラミング・ディレクター
西巻正史

  • Thomas Hell ©藤本史昭

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