主催公演シリーズ企画Toppanhall Series
歌曲(リート)の森 ~詩と音楽 Gedichte und Musik~
詩と音楽が高度に深く結びついた“歌曲(リート)”。クラシック音楽のなかでもひときわ輝く金字塔であるリートですが、1990年代以降急速に、世界的に聴かれなくなり、同時に詩や文学も読まれなくなっていきました。そんな状況を憂いて歌曲の復権を目指し、継続的な展開を視野に2008年にスタートさせたのがシリーズ〈歌曲(リート)の森〉です。トッパンホールが「サントリー音楽賞」を受賞した主要な要素に、このシリーズの成果があげられています。
いまや主催公演の柱にして人気企画の本シリーズに欠かせないのが、クリストフ・プレガルディエンとミヒャエル・ゲースの名コンビ。「詩と音楽の融合」という歌曲の本質を誰よりも鮮やかに抉り出し、どの舞台でも得難い名演を刻んできました。そんな彼らが今回お贈りするのは、シューベルトの三大歌曲。《冬の旅》は、意外にもトッパンホールでは初披露となります。円熟味を増すプレガルディエン&ゲースの、絶妙かつ巧みな構成でお届けする全3夜に、どうぞご期待ください。
続いては、メゾ・ソプラノのアンナ・ルチア・リヒター。〈歌曲の森〉シリーズに、久しぶりに新たな顔が登場します。オペラにとどまらず、特に歌曲の分野で早くから注目され、その可憐で清らかな歌声と、音楽の本質に肉薄する現代的かつドラマティックな表現力で称賛を集めるリヒター。トッパンホールお馴染みのピアニスト、ティル・フェルナーとともに、ブラームス、シューベルト、シューマン――ドイツ・リートの真髄をたっぷりと味わえるプログラムをお届けします。
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Christoph Prégardien & Michael Gees -
Anna Lucia Richter ©Ammiel Bushakevitz
これまでの公演
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- 2008/10/9(木)
- マーク・パドモア(テノール)
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- 2008/11/24(月・休)
- イアン・ボストリッジ(テノール)
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- 2009/3/5(木)
- クリストフ・プレガルディエン(テノール)
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- 2011/2/17(木)
- クリストフ・プレガルディエン(テノール)
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- 2011/12/2(金)
- 〈シューベルト三大歌曲 1〉マーク・パドモア(テノール)&ティル・フェルナー(ピアノ)
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- 2011/12/4(日)
- 〈シューベルト三大歌曲 2〉マーク・パドモア(テノール)&ティル・フェルナー(ピアノ)
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- 2011/12/6(火)
- 〈シューベルト三大歌曲 3〉マーク・パドモア(テノール)&ティル・フェルナー(ピアノ)
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- 2011/12/9(金)
- クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
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- 2012/5/17(木)
- アネッテ・ダッシュ(ソプラノ)
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- 2012/12/5(水)
- クリスティアーネ・エルツェ(ソプラノ)
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- 2013/2/6(水)
- ナタリー・シュトゥッツマン(コントラルト)
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- 2014/2/20(木)
- クリストフ・プレガルディエン(テノール)
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- 2014/4/14(月)
- イアン・ボストリッジ(テノール)
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- 2014/11/24(月・休)
- ナタリー・シュトゥッツマン(コントラルト)
冬の旅
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- 2014/11/26(水)
- ナタリー・シュトゥッツマン(コントラルト)
フランス歌曲の夜
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- 2015/5/13(水)
- クリストフ・プレガルディエン(テノール)
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- 2015/5/15(金)
- クリストフ・プレガルディエン(テノール)
ゲーテ歌曲集
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- 2016/2/18(木)
- マーク・パドモア(テノール)
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- 2016/3/24(木)
- クリストフ・プレガルディエン(テノール)
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- 2016/10/7(金)
- フェルッチョ・フルラネット(バス)
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- 2017/5/17(水)
- ナタリー・シュトゥッツマン(コントラルト)
シューベルトを歌う─室内楽伴奏とともに
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- 2017/5/19(金)
- ナタリー・シュトゥッツマン(コントラルト)
シューベルトを歌う─水車屋の美しい娘
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- 2018/11/9(金)
- クリストフ・プレガルディエン(テノール)&ミヒャエル・ゲース(ピアノ)
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- 2019/1/22(火)
- イアン・ボストリッジ(テノール)
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